服はリサイクル品として誰でも気軽に売り買いすることが多いものです。
ネットオークションや、フリーマーケットでは、手数料や参加費を支払うことで誰でも不用になった服を販売することが出来ます。
こうした市場だからこそ、どうやって差別化を図るかは、重要な課題と言えそうです。
そこで、服を買い取る時に注意したいポイント、買取相場、人気ブランドについてみてみることにしましょう。
目次
服を買い取る時に注意したいポイント
まずは、服を買い取る時に注意したいポイントについて確認しておきましょう。
注意点1:服の種類に分ける
服を買い取る際には、服の種類を「ハイブランド」、「ブランド」、「ノーブランド」、「ファストファッション」、「スポーツブランド」に分けることが出来ます。
いわゆる「ハイブランド」、「ブランド」と呼ばれている服は、購入時は数万から数十万ほどの価格がする服です。
ブランドとしては、シャネル、ルイヴィトン、エルメス、サンローラン、モンクレール、シュプリーム、AKM、ウノピゥウノウグァーレトレ、フォクシー、レッドヴァレンティノ、ディースクエアードなどが有名どころだと思います。
コンディションが良ければそれなりに高い値段でも取引されていますが、状態が悪くても高額になる服も多いです。
「スポーツブランド」は手軽でありながらファンも多いため、かなり売りやすいジャンルです。
アディダス オリジナルやナイキ、ノースフェイス、アンダーアーマーなどは普段着として採用する方も多く単品でも高値で取引されているものも多く目にします。しかしハイブランドと比べて新品定価は安いため、インターネットでは1着では販売が難しい場合も多々あります。その場合は男性のLサイズばかりをセットにして販売したり、キッズサイズを20着セットにするなど束にして販売することで数千円〜2万円ほどで売れるようになります。オークファンなどを用いてヤフオクの落札相場をチェックしてみるのも良いですが、自社でセット商品の1枚あたりの換金率を把握しておくのも大切になります。
これに対して「ノーブランド」、「ファストファッション」は販売が難しい服と言われています。
買取不可にしている店舗さんも多いことでしょう。服の店頭販売を行なっている店舗さんでは1着数百円〜1000円、2000円程度で売れると話は聞いたことはあります。しかしヤフオクなどではノーブランド服などはなかなか売れません。しかし上手にセットを組むことで実際に売れる商品を作ることは可能です。その具体的な方法としては販売するターゲットを明確に絞り、サイズとジャンル、季節を統一することです。例えば、【レデイース 40代向 Mサイズ カジュアル 春服】や【メンズ 30代向 Lサイズ フォーマル系 秋服】などで10-30着ほどセットにすることで予想外の高値で落札されることも多々あります。
また数着程度、ちょっとしたブランド服を入れてあげることでより高値で確実に販売もできるようになります。
服を買い取る時に、適正価格で買取を行なうためには、こうした服の種類にまずは分類することが大切です。
注意点2:服のアイテムとブランドの関係
同じブランドの服でも服のアイテムによって、人気の高さや価格が大きく違うことがあります。
服は電化製品とは違いモデル名やモデルナンバーで管理できる品物は非常に少ないです。ブランドによっては管理できますがほとんでないと思ってもらった方が良いでしょう。同じデザインであっても色や素材の違いによって定価や売値が違うこともよくあります。服を買い取る時に注意点としては、【デザイン・サイズ・色・素材】の4項目が大切になってきます。サイズは定番サイズ(XS)S、M、Lであればよっぽど大丈夫かと思いますが、XLやXXLなど小さい体型向けや大きな体型向けのサイズになるとターゲット数が少なくなる分、定番サイズよりも値段が下がってしまう可能性があります。
注意点3:購入先の確認
ハイブランド服や、ブランド服の場合、購入先の確認は必須になります。アウトレット商品の場合もありますし、プロパー商品の場合もあります。
ハイブランド衣類もバッグなどのブランド品同様、コピー商品も多く流通しています。シャネルやグッチ、シュプリーム、ペラフィネ、モンクレールなど様々なブランドで実際にコピー商品を私も見たことはあります。また並行輸入品としてインターネットで購入した場合など、持ち主であるお客さん自身がコピー商品だと気づいていないケースもよくあります。またバッグなどに比べ鑑定が難しい衣類だからこそ、お客さんに購入先を訪ねるようにしましょう。
注意点4:状態の確認
どんな品物の買取にも重要ですが、服の買取にあたっての状態確認はより細かい部分まで気にしなければなりません。
日焼けや色褪せ、ほつれなどもそうですが、ポケットに破れはないか?内生地に破れはないか?襟の内側や脇下に黄ばみや黒ずみがないかなどチェックする観点も多いです。特にブランド服の場合、売値もガクンと下がってしまう場合もありますので、細部まで確認を心がけましょう。
人気のブランドとは?
それでは、人気の高いブランドにはどんなブランドがあるのでしょうか?
服は流行のスピードが速いという特徴があります。レディース服の場合は、メンズ服よりも更に速い傾向にありますので、買い時を間違えてしまうと売れない商品の在庫が増えてしまうことにもなりかねません。
ですので、人気が安定しているブランドをレディースとメンズでそれぞれチェックしてみることにしましょう。
レディース服の人気ブランド
レディース服の人気ブランドとしては、「エルメス」、「シャネル」、「グッチ」、「ルイヴィトン」、「プラダ」、「ロエベ」、「セリーヌ」、「フォクシー」、「フェラガモ」、「マックス・マーラ」、「モンクレール」、「レッドヴァレンティノ」、「フォクシー」などがあります。
これらのブランドの中でも、雑誌などのメディアに掲載されたり、人気モデルが着用していたりしたアイテムは人気が大変高くなる傾向にあります。
ただし、こうした人気は一過性のものであるケースが多いため、ピークを迎えるのが早く、人気が落ちてしまうのも早いケースが多いので注意が必要です。
メンズ服の人気ブランド
メンズ服の人気ブランドとしては、「ヴァレンティノ」、「ルイヴィトン」、「ベルルッティ」、「ジョルジオアルマーニ」、「エルメス」、「モンクレール」、「ノースフェイス」、「ディースクエアード」などがあります。
メンズ服の方が、レディース服よりも古いモデルでも人気があるケースが多くあります。男性の中には、コンディションの良いヴィンテージ品を好んで着用する方もいるほどです。かつて多くの人が憧れていたスターが着用していたりしていたモデルなどは、特にそうした傾向が強くあります。
また、メンズ服の場合はジーンズのヴィンテージやレプリカモデルは安定した人気があります。「シュプリーム」、「STUSSY」などのストリートブランドや「レミレリーフ」、「Schott」などのアメカジブランドも根強い人気があります。
服を買い取る時の注意点や相場、人気ブランドについてご紹介して来ましたが、ご参考になれば幸いです。