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時計を買い取る時に注意したいポイント・相場・人気のブランドとは?

【16523】というモデルのロレックス

超高級ブランド時計から日常使いの時計まで、種類も多く、価格帯の幅も様々な種類が腕時計にはあります。
そこで、時計を買い取る時の注意ポイントや、買取価格相場、人気ブランドについて探ってみることにしましょう。

時計を買い取る時の注意ポイント

まずは、時計を買い取る時の注意ポイントについて確認しておくことにしましょう。

注意ポイント1:動作の確認

時計に限ったお話ではありませんが、やはり正常に動作する時計とジャンク品では売値にも大きな差が生まれてしまいます。
現在が動いているのかだけではなく、時間調節やベルトの状態など隅々まで確認をする必要があります。
ここで時計の買取にあたっての査定ポイントをまとめてみました。

  1. 今現在は動いているのか?
  2. 竜頭を回し時間調節はできるのか?
  3. 竜頭を回しカレンダー調節はできるのか?
     (カレンダー調節は竜頭が2段階に引ける仕様や時間調節とは逆に回す仕様、24時間時間を進める仕様などがあります。)
  4. ベルト正常に仕様ができるのか?
  5. 全体的な小傷や汚れの状態?
  6. 本物であるのか?

こちらが最低限の内容になります。カレンダーがない時計もありますがカレンダーがあればその動作も必ず確認しましょう。G-SHOCKなど機能性が高い時計になるとストップウォッチやライトの機能、ソーラー機能などの確認も行います。

高級時計の中でも特に需要や流通量の高いロレックスになるとシリアルナンバーの確認も必要になります。数字やアルファベットで製造年数が刻印されており全くの同一モデルでも製造された年数が数年違うだけで数万、数十万の差が生まれることもあります。また画像のようにベルトの垂れ具合を確認する必要もあります。使用期間が長いほどベルトが下に垂れる特徴がありますので、忘れないようにしましょう。

使用期間が長いほどベルトが下に垂れる特徴がありますので、忘れないようにしましょう。

注意ポイント2:正しい相場を理解する

多くの時計にも家電製品同様に、モデルナンバーや型番が存在します。そのモデルナンバーがあれば相場の判断も容易です。オークファンなどの相場サイトで打ち込むだけで相場が出てきます。ロレックスやオメガなどモデルナンバーはあるものの外面に刻印がなく簡易的に判断ができないものも多くあります。第一に保証書に書いてある場合もありますので、保証書を確認してみましょう。ロレックスの場合ベルトと腕時計本体の間に刻印されておりバネ棒を外すだけなので簡単ではありますが、現場でできない可能性もあります。その場合より多くの情報を元にモデルと特定する必要があります。こちらは【16523】というモデルのロレックスになります。

【16523】というモデルのロレックス

例えばこちらの画像のロレックスの場合、【ロレックス】、【デイトナ】、【8P ダイヤ】、【コンビ】という情報が手に入ります。(文字盤インデックス部分がダイヤモンドが使用されている場合は【ダイヤ数+Point】で表現されます。)この情報をそのままインターネット検索し画像を表示させるとこのように、同じと思われるモデルが多数出てきます。

【ロレックス】、【デイトナ】、【8P ダイヤ】、【コンビ】という情報

同じと思われると表現しましたが似てるからといい同じだと判断しないように注意しましょう。画像と実物を隅々まで見比べ少しでも違ったら当然値段も違います。またインターネットの情報が100%正しいと信じることもダメです。先ほどの情報から【16523】のモデルの可能性が高いと判断ができたのであれば、次にそのモデルナンバーで検索するところまでがモデルの特定です。

価格が高いものも多くあり小さな判断のミスが数十万の差を生み出す可能性もありますので、注意ポイント1,2は正しい判断を心がけましょう。

注意ポイント3:保証書や付属品の確認

保証書や付属品があるのとないのでは、当然に売値も違います。
家電製品でいうところの取扱説明書の欠品とは話が大きく違います。金無垢やプラチナ無垢の時計の場合、1コマだけでも1万以上の価値にはなります。所有者の方の腕が細く何コマもコマ詰めしていたとしましょう。コマがあれば良いのですが欠品している場合、その腕の細さの方向けにしてしまうとターゲットが必要以上に狭まってしまいます。正規のサイズにしようと思ってもコマを仕入れベルト幅を広げるのにも何万以上かかってしまいます。コマの有無だけではなくコマ詰めをしているのか?口頭でお客様に確認するのが最適だと思います。

また純正の箱ひとつも見逃してはなりません。高級時計の箱のみでも1万円以上で売れるものもあります。やはり時計を買いたい消費者からすると箱を含め、付属品がより揃っている方を好みますよね。
より正確な値段を把握し、より高く売るためのコツとして付属品にも気を配るようにしましょう。

人気のブランドとは?

それでは、時計の人気ブランドをいくつかご紹介しておくことにしましょう。

PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)

PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)は、王侯貴族の時計としてよく知られています。人気モデルとして「ノーチラス」、「カラトラバ」、「ゴンドーロ」などがあります。
シリコンパーツのムーヴメント開発や自社規格「パテック フィリップ・シール」など、最新鋭の技術と最高品質ともに時計の最高峰と呼ばれるにふさわしいブランドになります。

最高級スイス時計の証に「シュネーヴシール」という紋章があります。この紋章はスイス政府およびシュネーヴ州によって600時間のテスト時間に12条件全てをクリアした腕時計のみに付けられるものです。
徹底した製造管理の元、唯一全ての時計にシュネーヴシールを付けることが許されているブランドがパテックフィリップです。

PANERAI(パネライ)

イタリア海軍の軍用時計を手掛けていたPANERAI(パネライ)の代表的モデルは、シンプルで個性的な「ルミノール」と「ラジオミール」になります。「ルミノール」のリューズプロテクターは、ひとめでPANERAI(パネライ)と分かります。
代表モデルの「ラジオミール」はイタリア海軍より潜水部隊用の時計の製作を依頼されたことが全ての始まりです。ロレックスから防水ケースのノウハウを学び1938年に製品化しました。
元から腕時計のメーカーという訳ではなく、温度計や湿度計、気圧計などを製作していた精密機器メーカーがパネライです。

ROLEX(ロレックス)

中古市場で最も売りやすい時計と言われているのが、ROLEX(ロレックス)になります。「エクスプローラー」、「サブマリーナ」など様々なモデルを発表し、それらのモデルは、今も変わらない人気を保ち続けています。

また今では腕時計の搭載機能としては当たり前の機能の開発も行ないました。先ほど少し話に出たオイスター(防水機能)もそのひとつです。防水機能は世界初の実現であり、イギリス人スイマーのメルセデス・グライツがオイスターを着用した状態でドーバー海峡を泳いで横断しました。10時間以上も水中にあったオイスターは狂うことなく完璧な動作をみせたことで、性能の高さを大いにアピールしました。

またパーペチュアル(自動巻きメカニズム)をも開発したのはロレックスです。今では当たり前のように自動巻きの腕時計は販売されていますが、1931年にロレックスが開発したパーペチュアルがその原点になっています。

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)

スポーツ界とのコラボで注目を集めることの多いTAG HEUER(タグ・ホイヤー)の始まりは高精度計器メーカーでした。「カレラ」、「モナコ」などのモデルは、現在でも多くの人から支持を集める人気のモデルになります。

1916年。まだタグホイヤーの社名になる前に100分の1秒を計測のできるマイクログラフを完成させ、当時のストップウォッチ業界に革命を起こしたとも言われています。その後、2011年には1000分の1秒を計測、表示できるクロノグラフ腕時計を開発し名誉ある賞の受賞をしています。スポーツ界との繋がりが深いメーカーだからこその正確な機能性が特徴のブランドともいえるでしょう。

BREGUET(ブレゲ)

ナポレオンやマリーアントワネットに愛された時計BREGUET(ブレゲ)は、現在の時計の基本的な機能を発明したブランドとして多くの人に知られています。「タイプXX」、「トラディション」などは不動の人気を誇るモデルになります。

ブレゲが創業した1775年頃は、腕時計ではなく懐中時計が主流でした。主な顧客はフランスをはじめとするヨーロッパの貴族たちや王族たちに愛用されていました。
ブレゲも多くのメカニズムを開発してきましたが、その代表作ともいえるのが「トゥールビヨン」です。重力が時計の精度に影響を及ぼすことを知り、重力による影響を最小限に抑える、重力を分散する装置のことを言います。そんなトゥールビヨンは三大複雑構造のひとつとも言われており、現在でも高度の技術を持ったメーカーしか作れない仕組みです。

時計を買い取る時の注意点や人気ブランドをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
注意点に関しては高級時計のみならず全ての時計の買取で参考にしていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!!

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