世界的に広がりを見せる環境保護や省エネルギー社会への関心が高まっています。そんな中、古物ビジネスを始めようという動きも活発になってきました。詳細について見てみましょう。
東南アジアの古物業界事情
環境保護や省エネルギー社会への機運が高まっていることは、多くの人が感じているところではないでしょうか。この流れについては日本国内のみならず、世界中でも大きく取り上げられています。
リサイクルやリユース、中古品買取などに対しての興味関心が増しているのもこのような環境への配慮という考え方が根底にあるのかもしれません。日本でも近年になって古物商や中古品買取業者などが大きく躍進中です。
日本のリサイクル品や中古品などは高品質なものが多いとして、東南アジア諸国でも重宝されていることが度々のように話題になっています。日本人から見ればガラクタやゴミに思われるような代物であったとしても、東南アジア諸国ではまだまだ使えるモノとして喜ばれるケースも少なくありません。
2019年古物ビジネスをやるのにおすすめの海外は?
「古物ビジネスを始めるならどの国がいいの?」というのはこれからビジネスに乗り出そうとする人の率直な意見でしょう。
やはり古物ビジネスをするにしても、どのようなターゲットを対象にするかということは重要なポイントです。むやみやたらに起業や独立開業すれば、悲惨な結果を招くことは容易に推測できます。海外マーケットを視野に入れるなら、アジア圏内がおすすめと言えるのではないでしょうか。とりわけミャンマーやマレーシア、タイにベトナム、インドなどといった親日国として知られるような国が狙い目です。
中国に抜かれ、世界第2位となってしまった日本の経済力ですが、まだまだ「ジャパンブランド」が持つ信用力には定評があるといっても良いでしょう。現に先述したようなアジア圏内の国々では、日本製品が生活や暮らしを支えています。
街中には日本産の自動車や家電製品、古着などで溢れているといっても過言ではありません。日本で作られたものはデザインなどの見た目の良さもさることながら、丈夫で長持ちすることから圧倒的人気を誇っています。古物ビジネスをスタートさせるなら、このように日本の強みや良さを理解してくれる国々での挑戦が勝機につながるでしょう。
国別おすすめ買取ジャンル
これから古物ビジネスに乗り出そうとするなら、それぞれの国におけるニーズを理解しておくことも重要です。
家電製品
例えば、カンボジアやラオス、バングラデシュなどといった国ではエアコンや冷蔵庫などの家電製品の普及が隅々の家庭にまで行き届いていないのが現実です。暑さが厳しいこともあり、喉から手が出るほど欲しがる家庭が多くあります。そこで日本製のエアコンや冷蔵庫の中古品の普及拡大のチャンスがあると言えるでしょう。
衣類
また中古品衣類などはマレーシアや韓国、フィリピン、パキスタンなどに多く輸出されています。
自社で輸出したい商品がどの国に多く輸出されているかだけではなく、なぜ輸出されているか?(必要とされているか)を理解することも大切と言えるでしょう。