「収入源の一つとして転売に興味を抱いている」という方は多いのではないのでしょうか。実際、転売によってかなりの金額を稼いでいる人は多く、近年ではその商売方法に注目が集まることが多々あります。
今回は転売の代表的な市場の一つであるヤフオクでの転売の仕方・コツについて解説します。
相場が決まっているのがヤフオクの特質
画像引用元:https://auctions.yahoo.co.jp/
ヤフオクは日本最大のオークションサイトであり、常時5000万点以上の商品が出品されています。このように出品数が膨大であるため、必然的に同一の商品あるいは類似した商品が多く出品されることになります。
それらの商品の最終価格を決めるのは購入者であるというのが、オークションの性質です。つまり複数の購入者の合意によって価格が決定されるため、常識外れな値段になることはないということです。他のリサイクルショップ等で売られている値段の相場と結局は近いものになります。
個人の独断で価格を設定できるフリマ形式に対し、価格のバラつきが生じにくいことがヤフオクの大きな特質の一つといえるでしょう。
「安く仕入れること」が重要
上手く転売を行うコツは、いかに安く仕入れて、高く売るかということにかかっています。
しかし、いくら高く売りたいからといって、商品の価値に不相応な値段を設定しては買い手がつきませんし、本当に希少で価値のある商品を仕入れることは困難となります。
したがって、高く売るということよりも、安く仕入れることに重きを置いた方が効率的です。相場に近い値段で取引がされているというヤフオクの特質は、ここで利点になります。
つまりそこまで希少性が高いわけではない品物であっても、それが他の店舗、あるいは媒体で、相場より少しでも安い値段で売られているのを見つけてヤフオクに転売することができれば、着実な利益が見込めることになります。
一つ一つの取引の利益は少ないかもしれませんが、小さな利益をコツコツと積み上げていくことが転売で稼ぐ際に重要となるのです。
購入者の気持ちに寄り添って工夫することがポイント
商品を出品する際には、購入者の気持ちになることが大切です。購入者に「買いたい」と思わせるように仕向けなければならないのです。
たとえば同一の商品であっても、写真が何枚もあり、商品の状態が確認しやすい出品と、そうでない場合の出品とでは、どちらが買われやすいかは明白でしょう。同様の理由で、商品の説明文も詳細に書くことが好ましいです。
また、検索に引っかかりやすいように、商品の特徴をできるかぎり詰め込んだ商品名をつけることも有効です。
それから出品する時季についても工夫することが可能です。
衣類など季節によって需要されるものが変動する商品の場合は、冬物のコートを売るなら冬前に、という具合に季節感に合わせた出品をすると、より高額での落札が見込めます。
決まりを守ってクリーンな転売を!
ヤフオクで転売をする際には古物商の許可を申請しましょう。
実際に古いか古くないかにかかわらず、一度でも購入されたものは古物であり、古物を売買する場合には、古物商許可を得ることが古物営業法によって定められています。
また、ヤフオクが独自に定める禁止事項については、ヤフオクガイドライン細則で確認することができます。たとえば、ライブチケットの転売目的での出品などは禁止されていることが分かります。
決まりを遵守してクリーンな転売をしましょう。