2018年02月の古物美人とブックオフ

お久しぶりです！2月14日はバレンタインデーです。チョコ欲しい。

チョコチョコうるせえ！何がバレンタインじゃ！チョコを売りたい会社の作り出したイベントに踊らされやがって情けねえ！男なら黙ってチョコ味のプロテイン飲んどかんかい！冷静に考えてみろ。体脂肪の素になる砂糖と脂質の塊か筋肉の素になるプロテインどっちがいい？俺は断然チョコがいい。圧倒的に。

— Testosterone (@badassceo) 2018年2月14日

断然チョコがいい！古物美人担当のヒロくんです。

当サイト人気コンテンツである古物美人紹介の前に、古本業界の異端児、ブックオフコーポレーションについてまとめを記述します！

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1 古本業界の異端児「ブックオフコーポレーション」
2 2018年02月の古物美人
3 ペンネーム「ぶんちゃん」さん。30代。フリマ歴初。

古本業界の異端児「ブックオフコーポレーション」

新しい古本屋の形態

1990年5月、ブックオフコーポレーションの創設者坂本孝さんによって新古品販売ブックオフ直営1号店が開店されました。ブックオフコーポレーションは翌年の1991年9月に設立、同社の社長となります。

古本業界の異端児とご紹介をさせていただきましたが、ブックオフでは新しい古本店「新古書店」と呼ばれる新しい形態を打ち出します。新古書店が出る前まで、相場に精通していた人だけが古本の価格を決めていましたが、値付けにルールを決めて簡略化をして誰でも店舗運用を可能にしました。これを可能にしたのは、漫画や文庫本など、大量出版されて希少価値の低いとされる書籍を取り扱ったためで、希少価値が低いゆえに商品の種類・出版年月・本の状態で一律の価格を設定することができるようになりました。

また、当時、業界のタブーであった立ち読みを可能にしたことや、POSシステムを導入して在庫管理の簡略化をするなど、今までの常識をくつがえすような革新的なアイデアを取り込んでいきます。

創設者の坂本孝(さかもとたかし)さんはどんな人？

創設者の坂本孝さんは、山梨県甲府市出身、1940年生まれの日本の実業家です。

現在は、ブックオフから離れ、2012年に設立した「俺の株式会社」の代表取締役で、俺の株式会社は飲食店事業を通して全従業員の幸福の追求を目指している会社を経営しています。また、京セラ創業者である稲盛和夫(いなもりかずお)さんに強く影響を受けていて、稲盛さんの提唱する「６つの精進」がブックオフの企業理念・俺の株式会社の企業理念に取り込まれています。

2期連続で最終赤字

ブックオフコーポレーションは業績の向上に伴い、古本だけでなくCDやDVD・ゴルフ用品・子供服など扱う商品を拡大しました。さらに2003年ごろにはブックオフの店舗は700店舗を超え、名前を知らない人がいないほどの大企業となっています。

しかし、2016年3月期は5億2,800万円の赤字、2017年3月期の最終損益は11億5,900万円の赤字となっています。一体何が原因なのでしょうか

リユース市場の変化

リユース中古市場は年々と拡大を続けていて、2015年は約1兆6,000億円、2017年には約1兆9,000億円まで成長をしています。しかし、BtoCの市場規模は実は横ばいであり、市場の増加はCtoCのマーケットが急速に増加していることに寄与します。

店舗を介さないインターネットでのやり取りの増加、フリマアプリを始めとするCtoCの参入により競争が激化した結果、ブックオフに限らずリアル店舗を展開いる企業は苦戦をしている状況です。

ブックオフの方針

気づいたときには赤字となっていたブックオフ、店舗を拡大していけば儲かる時代はとっくに終わっていました。ここから古本・古着・リサイクル業界はどのように展開していくのでしょうか。ブックオフの方針を見ていきます。

①店舗の収益を地域特化型にする

本やゲームソフトは全体的に下がっているが、ある店舗ではトレーディングカード・ホビーの売買が増加し続けていて、別の店舗では家電・携帯電話の売上が増加したという事実から、その地域特性に基づいた商品のラインアップ・顧客サービスを行っていこうという戦略です。チェーン店でありながら、1店舗1店舗特徴のあるサービスを展開して収益力を高めるということのようです。

②店舗の撤退

地域ごとに特色を出して店舗の収益を増やす計画ですが、どうしても売上が伸びない・赤字の店舗がでてきます。そうなった店舗は早期に撤退の判断をしていく方針です。リアル店舗ではなくインターネットを活用した取引を強化していくようですね。

ブックオフ　最後に

ブックオフに限らず、リサイクル業界全体が苦戦を強いられてる中で、増収のためにどのような戦略を立てていくべきか今一度、時代を読み取り考える必要がありそうです。

ブックオフから独立をしたリネットジャパングループでは、ネットリユース事業にAI・ブロックチェーン技術や仮想通貨(トークンエコノミー)を利用して宅配リサイクルに革新をもたらそうとしています。ブロックチェーンを応用すれば物流の効率化・お金や所有権移動の自動化ができるので、実現されると急成長が見込めますね。(*ブロックチェーン技術がもたらす、物流業界の変革と進化)

新しい挑戦にはワクワクします！

それでは！2月の美人さんです！